小さなころと今 その7
女性の方で多いかもしれません。
わたしは、雑誌や新聞に人生相談の特集があると、かならず食い入るように読んでしまいます。
すると「自分の過去を水に流したい」などという表現を使っている人がたいていひとりはいるのです。
単純な反応をするわたしなど、もし万一自分の過去が全部水に流れてしまったら、すごく恐いと思ってしまう。
たしかに人生相談コーナーに投書するくらいですから、悩みがあるのは当然でしょう。
しかし、自分の過去を忌まわしく、あるいは悲しいものとして感じているのは過去の自分ではなく、いまの自分のほうなのです。
それが証拠に「自分の過去を水に流したい」といっている人ほど、過去に執着し、いまうまくいっていない理由を過去のせいにしているのです。
「いま」のなかにこそ「悩み」を解決できる方法が「ある」のに、見て見ぬふりをしているかのようです。